今年もやってきました...この季節💦(春の花粉症)
< 今年の花粉飛散予想 >
2025年のスギ花粉シーズンは例年並みの時期にスタート
飛散量は、広い範囲で例年より多く、四国・中国・近畿は例年の2倍以上の所もありそう
2024年の夏は猛暑となり、花芽の形成に好条件な「高温・多照」という気象条件が九州から北海道にかけて揃いました。一方、花粉の飛散量は、前年春の飛散量が少ないと増え、多いと減少する傾向があります。2024年春は花粉飛散量が抑えられた地域が多かったことから、2025年春は2024年に比べ飛散量が増加する地域が多いと考えられているようです。
これらのことから2025年春の花粉飛散量は、例年に比べて、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、非常に多い所もあるでしょう。
< 花粉症の症状と風邪の症状 >
・花粉症の症状
花粉症の5大症状は、「連続するくしゃみ」「鼻みず」「鼻づまり」「目のかゆみ」「目の充血」で、程度には個人差があります。
目のかゆみにくしゃみが出始めると連発する、さらっとした透明な鼻水が出続けるという症状が2週間以上続く場合は花粉症の可能性がかなり高いといえます。
せきやのどがイガイガするなどの症状が出る場合もありますが発熱はありません。
・風邪の症状
風邪でも「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の症状はあります。しかし、鼻みずは黄色っぽく粘り気があります。鼻の症状だけではなく、のどの腫れや痛み、咳や痰、悪寒や発熱などの症状が出ます。
< 花粉症の治療 >
抗ヒスタミン薬内服・点眼、ステロイド点鼻などが標準的な対症療法となります。
最近は、眠くならない薬や一回服用すると24時間効果が持続する薬が開発されています。
注射で症状を緩和させることもできます。
毎年、花粉症症状がある方は、シーズン前から注射や舌下免疫療法などで症状を軽減することができます。
ご興味のある方は、ご相談ください。
< 花粉症対策方法 >
晴れていて風の強い日、雨天後の晴れた日、乾燥した日、気温が高い日などは花粉が飛散しやすいため、特に注意が必要です。外出の際はメガネやマスクを着用するなど、しっかりと花粉対策を取ってから出かけるようにしましょう。
- 家の中に花粉を持ち込まない
どんなに花粉症の原因となる植物に近づかないように注意しても、靴や衣類に花粉が付着してしまいます。そこで、外出先から帰宅したときや洗濯物を取り込むときに衣類や靴の表面についた花粉をよく払い落とし、家に入る前に花粉を落とすことが重要です。また、花粉シーズンの服装は、花粉がつきにくい凹凸の少ない生地のものを選びましょう。
- 体内に花粉を入れない
アレルギー性鼻炎を起こさないためには、体内に花粉を入れないことが重要です。マスクや眼鏡、帽子などで花粉が体に付着しないようしっかりとガードし、体についてしまった花粉は、体内に入る前に洗顔やうがいで洗い流しましょう。
- こまめに部屋の掃除をする
窓や換気口などから家の中に侵入してしまう可能性があります。こまめに家の中をお掃除して、花粉をできるだけ残さないようにしましょう。
花粉症かな?と気になったら、すぐに医師にご相談ください。