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最近増えています帯状疱疹!!

[2023.02.14]

皆さんこんにちは!

最近は寒かったり、温かくなったりと体調は大丈夫でしょうか?

 

さて今回は帯状疱疹についてご紹介いたします。

 

最近当医院でも帯状疱疹の方がとても増えています。

帯状疱疹はストレスや疲れでも症状が出やすく、最近のアメリカの研究でコロナ感染後に帯状疱疹を発症することが通常より増えるという研究報告がありました。

 

≪帯状疱疹とは?≫

痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染では水痘(みずぼうそう)になりますが、この時に主に皮膚にでた発疹から神経を伝わって所属の後根神経節内にウイルスが潜伏するといわれております。後根神経節内に潜伏感染していたウイルスが何らかの誘因で、再活性化して発症するのが帯状疱疹です。

免疫機能の低下などでウイルスが再活性化されると神経節内で増殖し、知覚神経を通って表皮に達し、表皮細胞に感染しそこで更に増殖して、赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現します。他のヒトから感染して帯状疱疹になるわけではありません。

 

≪発症しやすい年齢とは発症部位≫

 

 

≪皮膚の症状経過≫

疼痛は普通皮疹の出現に先立って認められますが、皮疹と同時に出現するものや遅れて出現するもの、あるいはまったく疼痛を欠くものもあります。痛みは鈍い、あるいは鋭い灼熱感、または突き刺すような痛みで、程度は軽度のものから、夜も眠れないほど激烈なものまでさまざまです。

 

 

≪治療方法≫

帯状疱疹は抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)の全身投与を出来るだけ早期に内服することが大切です。初期では非ステロイド抗炎症薬、水疱期以降では細菌二次感染を防ぐために化膿疾患外用薬、潰瘍形成したものでは潰瘍治療薬を貼布します。

帯状疱疹の出現している時の急性期疼痛に対しては、アセトアミノフェン(カロナールなど)、NSAIDS(ロキソニンなど)を使用いたします。

 

≪帯状疱疹後神経痛症とは?≫

大部分は皮疹の治癒と同時に疼痛も消失しますが、一部の症例では皮疹治癒後にも痛みが残り、年余にわたって疼痛が続く場合があり、これを帯状疱疹後神経痛といっています。3ヶ月以上続く疼痛を特に云うようになっています。帯状疱疹後神経痛の発生率は約3%で、60歳以上の高齢者に多くみられ、初期重症な者ほど移行しやすいと云われ、初期の抗ウイルス薬投与の重要性が叫ばれております。

 

 

 

≪検査する方法はあるの?≫

血液検査もありますが、1回採血したら2W後にもう一度採血する必要があります。

簡易検査キットであれば創部の水泡を検査することで帯状疱疹のウィルスがいるかどうかを調べることが出来ます。検査時間は5分~10分程で結果がでます。

 

 

実は帯状疱疹はワクチンで予防できます。

※50歳以上の方、要予約

 

ご興味のある方はお気軽に当医院までご相談下さい。

 

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