今年もそろそろ汗の季節です!!(『多汗症』について)
今年もそろそろ汗の季節です!!(『多汗症』について)
今年も嫌な季節がやってきました。
今年の夏も猛暑が待っているようです。
汗で困っていることはありませんか?
多汗症についてお話します。
【多汗症とは…】
私たちは日常的に汗をかきます。汗は体温調節をはじめとし、私たちの身体にとって重要な役割を担っています。しかし、気温や運動時に関係なく、たくさん汗が出てしまい、日常生活に支障をきたすものを『多汗症』といいます。
多汗症には、原因の有無と発汗する部位との2つの分類があります。神経障害や感染症、内分泌代謝異常、精神的緊張など原因となる病気がある場合(続発性)と、原因が不明の場合(原発性)に分けられます。続発性の場合は、原疾患となる病気の治療が必要です。
また、全身に発汗が多くみられる「全身性多汗症」と、手のひらや足の裏、脇、顔、頭部など身体の一部で発汗が多くみられる「局所性多汗症」があります。
主に原発性の局所性多汗症について説明します。
≪手のひらや足の裏の多汗症(掌蹠多汗症)≫
手のひらに多く汗をかくタイプであれば、少し汗ばむ程度から、ノートに汗が滴り落ちて字が書けなくなるものまでさまざまです。睡眠中は発汗がおさまっていることが多いです。
≪脇の多汗症(腋窩多汗症)≫
脇の汗の場合には汗による湿気が原因となり、皮膚表面の細菌が増えて不快な臭いのもとになることがあります。
【多汗症の治療】
外用薬、内服薬、注射薬や手術などで治療します。症状のある部位によってお薬が異なります。
外用薬は、毎日の使用になりますが、性状が異なるお薬があります。使いやすいものを選択していただくことが出来ます。
腋窩多汗症のボトックスは保険適用の治療です。個人差はありますが、注射後、約3-6か月の効果が持続します。
気になる方はいつでもご相談ください。