水いぼ(伝染性軟属腫)とは?①
[2020.05.25]
水いぼとは
その名の通り中に水が入ったように見える皮疹で、体のどこにでもできます。ほかの人へ感染するので、夏のプールなどで少し注意が必要な病気です。
水いぼの正式名称は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といいます。ウイルスが皮膚に感染することで皮疹ができます。水いぼの伝染力は強くはありませんが、ヒトからヒトに感染してしまいます。
水いぼの感染経路・原因
原因は、ポックスウイルスというウイルスです。
感染経路は水いぼがある部分に触ることで起きる「接触感染」です。直接患部に触れなくても、タオルや衣服などを介してうつったり、患部を触った手で触れたものを介して周りに広がったりします。プールの水というよりは、ビート板などの皮膚に触る物が要注意です。
特に多くの人が肌の露出が多い状態で接するプールや公衆浴場などで広がることがあります。
水いぼの症状
水いぼはどこにでもでき、顔や体、手足まで広がってきます。特に子供に多く見られ、症状が出る範囲も広いです。イボが確認できる以外はほとんど無症状ですが、脇や股に集まってできるとかゆみが出る場合があります。
水いぼの特徴は、光沢のある、真珠のような白からピンク色の直径2~5mm程度の皮疹です。