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多汗症ってなに?③~拭き薬編~

[2022.06.20]

原発性腋窩多汗症の治療薬としてラビフォートワイプを使用します。

 

 

汗腺細胞のムスカリンM3受容体に結合し、アセチルコリンの作用を阻害することで、薬を塗布した腋窩(脇の下)の発汗を抑制します。

こちらも、塗り薬と同様に汗を出せと命令する物質を出しても、命令を受け取れないようにし、汗を出にくくするということです。

 

通常、1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両方の腋窩(脇の下)に塗ります。

薬液が飛び散らないように注意し、眼から離して開封し両脇に1回ずつ使用して下さい。

1回使用の使い捨てなのでとても衛生的です。

お出かけ先でも気軽に使用できますが、まれに眼の調節障害(まぶしい、霧がかかったような見え方)があらわれることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を行う際には注意する必要があります。

 

※緑内障・前立腺肥大・妊娠中・授乳中の方は主治医とご相談下さい。                   9歳以下の小児等を対象とした臨床試験は実施していませんので安全性は確立されておりません。

 

皆さんどうでしょうか?

気になる方は当院までお気軽にご相談下さい。

 

次回は6月27日

毎日塗るのは大変・かぶれやすいという方はお勧め、注射での治療をご紹介します

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