冬のアトピー性皮膚炎
冬はアトピーの症状がひどくなることがある要注意な季節です。
普段はアトピー症状が出ない方でも、冬だけ出てしまうという場合もあります。
今回はなぜ冬はアトピー症状が出やすいのかを、分かりやすくご説明します。
🌸どうして冬にアトピーが悪化するの?
冬にアトピーが悪化する方は主に乾燥が原因と言われています。外部からの刺激に対する皮膚のバリアー機能が低下するため、皮膚が乾燥して炎症が起こると考えられます。
アトピー性皮膚炎の症状は、温度や湿度、ほこり、汗、ストレスなど様々な要因が関係しますが、特に冬場に症状がひどくなる方が多いようです。
🌸悪化を防ぐために
冬のアトピーを悪化させないためには、保湿が重要です。
冬場は浴室から出て15分ほど経つ頃にはもう肌はカサカサ、入浴前よりも乾燥している状態になるとも言われています。
タオルドライ後はすぐにローションやクリームなどで保水・保湿をしましょう。
また、乾燥している肌は普段以上にデリケートな状態です。刺激の少ない成分を使用している化粧品を選んで保湿するのもポイント!
当院でも低刺激の化粧品を取り扱っておりますので、気軽にご相談下さい。
🌸日常生活で気をつけること
・室内を清潔に保ち、肌に良い環境をつくりましょう
こまめに掃除をし、風通しを良く!温度と湿度を適度に保つようにしましょう。
・刺激の少ない衣服を着ましょう
綿の衣類のように吸湿性、通気性や肌ざわりが良いものを選びましょう。
ニットなど毛羽だった衣類を着る際は肌に刺激となるので、直接触れないように下着を着るようにしましょう。
・規則正しい生活を送り、暴飲・暴食は避けましょう
アトピー性皮膚炎の方にとって、生活リズムを整えることはとても大切です。
十分な睡眠、規則正しい生活、栄養のバランスの良い食事を心がけましょう。
これから冬本番となり、他の季節よりも肌が敏感になってきます。
本格的に症状があらわれる前にご相談くださいね。