保湿剤の塗り方
[2021.12.27]
【保湿剤の役割】
健康な皮膚には角層のバリア機能があり、
水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。
しかし、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質といった物質が
不足して皮膚が乾燥した状態になると角層が剥がれてきてすき間ができ、
外からの刺激を受けやすくなります。
保湿剤は、皮膚の水分が逃げないようにふたをしたり、
皮膚に水分を与えたりする役割を持っています。
健康な皮膚を守るために、季節に関係なく、毎日、保湿剤を塗って
スキンケアをしましょう。
保湿剤を塗る際は、手をよく洗って、清潔にしてからスキンケアを始めましょう。
【基本的な塗り方・工夫】
- 入浴後5分以内に塗るのが効果的です。
- 手のひらを使って、こすらず、優しく塗り広げましょう。
- 水や化粧水で湿らせておくと効果的です。
- 季節に関係なく続けることが大切です。
- 軟膏は寒い時期は硬くなるので温めましょう。
【お子さまへの塗り方】
- 保湿剤はムラなく塗りましょう。
- マッサージするようにやさしく塗りましょう。
- くびれなども塗り残しのないようにしましょう。
【保湿剤について】
- 保湿剤の選択
季節と好みに合わせましょう。
夏:さっぱりとした使用感の良いもの
冬:皮膚を覆う効果に優れたもの
- 使用量の目安
約0.5gで手のひらの面積約2枚分に塗れます。
軟膏・クリーム:人差し指の先端から1つ目の関節までの長さ
ローション:1円玉大
ティッシュが付く、テカる程度も目安になります。