肝斑について①
[2022.02.28]
【肝斑とは?】
いわゆるしみの1つで、両側の頬を中心に生じる薄茶色の色素斑です。
しみは肌にメラニン色素が過剰に蓄積することで発生し、肝斑以外にも老人性色素斑、雀卵斑(そばかす)など、さまざまな種類があります。
多くは加齢や紫外線によるものですが、肝斑では女性ホルモンや摩擦による刺激の関与も指摘されています。
肝斑の多くは女性に発生し、特に中年女性に多くみられますが、高齢者にはほとんどみられません。
また、妊娠している人、経口避妊薬を使用している人に発生することが多く、閉経後のホルモン補充療法によって生じることもあります。
肝斑では薬を用いた治療が中心です。特殊な照射法を除いて一般的なレーザー治療が無効であるため、内服薬や外用薬を使用して症状の改善を図ります。
【原因】
肝斑の原因はいまだにわかっていませんが、肝斑の悪化には紫外線と女性ホルモンが影響すると考えられています。
【症状】
顔の左右対称に、薄茶色の色素斑が生じます。多くの場合、色素斑は頬からおでこにかけてみられ、目の周りを避けて起こるのが特徴です。
次回は肝斑の治療と予防についてのお話です♪